金型とは
私たちの生活に欠かせない金型
私たちの生活のなかで使用される工業製品は、 その殆どが「金型」というツールを用いて作られています。 カメラ、パソコン、自動車、冷蔵庫、テレビ、エアコン、洗濯機、 携帯電話...数を上げれば切りがありません。
大量生産製品の生みの親
例えば、自動車を1台完成するためには、
2万点から3万点の金属部品やプラスチック部品が使用されています。
その原型はどうやって作っているのでしょうか。
各製品に内蔵される部品が寸分の狂いもなく製作されるためには、
共通の「仕様」が必要です。その仕様をツールとして具現化したものが金型です。
最新技術と匠の技のコラボレーション
この金型というツールは最新コンピュータ技術を用いたCAD/CAMシステムと
超精密機械そして、熟練した職人たちの「匠の技」のコラボレーションが
無ければ完成しません。
佐藤精工は、自動車、工業用ロボット、コンピュータ等電子機器等々の部品を作る
スペシャルツール「金型」を日々、物作りの現場に送り出しています。
金型の役割
工場に納められた金型はこんな風に使われます。
例えばプラスチック部品の「射出成形」は
佐藤精工で製作した金型を使って、このような形で行われます。
[1] ホッパーに原料を入れる 射出成形機のホッパーと呼ばれる材料投入口 プラスチックの原料を投入します。 材料はペレットと呼ばれる粒状態です。 |
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[2] シリンダー内で材料を溶かし、金型に材料を射出する プラスチックの原料は、ヒーターによって加熱されたシリンダー(加熱筒)の 中を通ることで、どろどろに溶かされます。 溶かされたプラスチックは射出成形機内のスクリューによって 強い圧力が掛けられ、 先端のノズルから金型に流し込まれます(射出)。 金型はオス型とメス型で構成され、溶かされたプラスチックは、 その間の製品の形をしたくぼみにながしこまれ、圧力が加えられます。 |
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[3] 冷却後、取り出し プラスチック金型に入ったままで冷却され固められます。 固まった後に金型が開けられ、成形品が取り出されます。 大量生産の現場では、このような作業が時々刻々繰り返されています。 |